ノートルダムの鐘 20161227 ソワレ
いやー観に行ってきました。ノートルダムの鐘!
アニメと違いストーリーが原作寄りのシリアスな内容だと聞いて、観る前から絶対私が好きなタイプの劇だと思っていたのですが、期待通りに!今猛烈にはまってます。
ミュージカルは全体的に好きなのですが楽しい!明るい!みたいなのよりどちらかというと暗くて重い系のがはまるんです、私。(オペラ座、JCS、レミゼなどのような)
それでは感想いきます。あらすじは面倒なので割愛で!
極力結末のネタバレはなしで
まずこのノートルダム、先程もシリアスと書きましたが非常に大人向けです。
結果的に誰も救われないし、性欲との葛藤という面が全面的に押し出されているし、笑えるシーンも今思い返してみても一ヶ所くらい。
disneyだからといってカップルや子供連れがうきうきした気持ちで来ると、気まずくなると思います
セットは鐘達が豪華だけどそれ以外は至ってシンプル。セットはできるだけ省いて観客の創造力で補えるようにしているみたいね
で、この作品ねアンサンブル(いわゆるその他大勢的な)の存在が非常に重要なんだわ。単純に役を演じる他に、狂言回しとして話を分かりやすく進行させたり、石像になってカジモドに話しかけたり、黒子みたいな事もしてたり。
アンサンブルの動きも結構見ものです。
ではキャラ毎に
私が観たときの感想なので他のキャストは知らないのでそこはご了承を。
他の人のレポをみると、カジモドとフロローは全然役作りが違うみたい
キャストは
カジモド 飯田達郎さん
カジモドはねアニメと違って耳が聞こえづらい、うまく話せないという障害の部分が押し出されているけど、純粋で優しいそういう基本的な部分は殆ど変わらない。
だからかねぇ仕草がいちいちかわいいの。
それがゆえにエスメラルダとフィーバスが愛し合ってる(いやらしい意味じゃなくてですよ)のをみて、『僕の奇跡はどこにあるの』と歌ってるシーンは切なすぎて見てられない💦💦
達郎さんの歌声はやっぱ圧巻だった。『石になろう』は鳥肌もの。
フロロー 野中万寿夫
アニメと比べて一番印象が変わった。真面目で教えに忠実だし、カジモドを閉じ込めているのだって周りに知られたくないからという気持ちも少しはあるだろうけど単純に守りたいという方も強かったんじゃないかな?
カジモドに対して神話を熱心に教えていたりと愛情を感じたし。
ただ、その真面目がゆえにエスメラルダへの性欲を自覚してしまって狂って暴走してくんだよね。
ますおさんは期待通りで素晴らしかった。演技もそうだけど歌が力強くて、『地獄の炎』はヤバイ。
ちなみに一回だけ噛んでたのはご愛嬌ね
エスメラルダ 岡村美南
岡村さんのエスメラルダはきれいだったなぁ。声質もぴったりでまさにはまり役。芯が強くてカッコよくて美人で
そりゃみんな惚れるよ。
カジモドへ『あなたは大切な友達よ』
というシーンでは涙腺崩壊。このときのカジモドの嬉しそうな顔といったら。
フィーバス 清水大星
チャラい! キスがやらしい!
勇敢で男前ではあるんだけど、そこまで好きになれないんだよなぁ。
勇敢だからエスメラルダは惚れたんだろうけど何でか良く分からなかった😅😅
クロパン 吉賀陶馬ワイス
映画版より印象が薄かった💦
狂言回しの役割がアンサンブルにまわったからかな
単なる仲間思いのジプシーのリーダーになってた
ワイスさんは歌うまいけどやっぱり声高いよね
この作品の主題は
『what makes a monster and what makes a man?』確か舞台ではうろ覚えだけど『怪物と人間何が違うのか?』
みたいな感じで訳されていたと思う。
それを表すためかカジモド登場のシーンでは普通の人間が歌いながら出てきて、舞台上でコブをつけてカジモドメイクをしてカジモドになる。
なんかよく分からないんだけどこのシーンで泣きそうになった😅😅
特に泣けるシーンではないはずです
後もうひとつこれをよく表してるのがエスメラルダがカジモドを『彼は怪物じゃない、私達と同じ人間よ』とかばう場面と終盤フロローに対して『あなたはなんて怪物なの』と非難する対照的な二つの
シーン。
人の内面をみて判断できるエスメラルダの心の広さがよくわかる
なんかながいわりに内容がねぇな この記事。あと俳優さんの感想殆ど書いてない
まぁいいか